大黒 俊二 教授

(おおぐろ しゅんじ)

イタリア中世史

 

 

 

 

 

略歴

  • 1953年8月 愛媛県生まれ
  • 1972年3月 愛媛県立松山東高等学校卒業
  • 1976年3月 大阪大学文学部史学科(西洋史専攻)卒業
  • 1979年3月 大阪大学大学院文学研究科前期課程(修士)史学専攻修了
  • 1982年3月 大阪大学大学院文学研究科後期課程(博士)史学専攻単位取得退学
  • 1982年4月 大阪大学文学部助手
  • 1983年4月 大阪市立大学文学部助手
  • 1984年4月 大阪市立大学文学部講師
  • 1989年4月 大阪市立大学文学部助教授
  • 1994年3月 大阪市立大学在外研究員としてイタリア(ボローニャ大学)へ出張(-1995年3月)
  • 2000年4月 大阪市立大学文学部教授
  • 2001年4月 大阪市立大学大学院文学研究科教授

 

業績(2001年以降)

著書

  • 『声と文字』岩波書店、2010年。
  • 『嘘と貪欲――西欧中世の商業・商人観――』名古屋大学出版会、2006年。

 

訳書

  • (共訳)R.ザッペーリ『妊娠した男――男・女・権力――』青山社、1995年。

 

論文

  • 「都市空間の中の商人集団と異文化交流――中世ヨーロッパを例に――」『都市史研究』第4号(2017年)、100-107頁。
  • 「史料の読みはどう変わったか――「真なるもの=作られたもの」と「起源の偶像」を手がかりに――」歴史学研究会編集『第4次 現代歴史学の成果と課題3 歴史実践の現在』績文堂出版、2017年、120-131頁。
  • 「声のゆくえ――15世紀イタリアの筆録説教から――」『思想』1111号(2016年)、65-79頁。
  • 「女性が書くとき――限界リテラシーからみるイタリア・ルネサンス――」『歴史と地理 世界史の研究』684号(2015年)、0-15頁。
  • 「マッダレーナ・ナルドゥッチの遺言書(1476年)――限界リテラシーの現れ方、現れるとき――」『社会言語学』14号(2014年)、45-55頁。
  • 「文字のかなたに声を聴く――声からの/声に向けての史料論――」『歴史学研究』924号(2014年)、2-10頁。
  • ‛‛From Ears to Hand, from Hand to Heart: Writing and Internalizing Preaching in Fifteenth- Century Florence,’’ in M. G. Muzzarelli (ed.), From Words to Deeds. The Effectiveness of Preaching in the Late Middle Ages, Brepols, 2014, pp.47-64.
  • 「「聖なる飛礫」からモンテ・ディ・ピエタへ――中世ウンブリアにおける異宗教共存――」『歴史評論』770号(2014年)、88-103頁。
  • 「イタリア・ルネサンスにおける俗語化――翻訳とリテラシー――」『ことばと社会』14号(2012年)、67-83頁。
  • 「俗人が俗語で書く――限界リテラシーのルネサンス――」『こころ』5号(2012年)、10-22頁。
  • 「古文書学から史料論へ」齊藤晃編『テクストと人文学――知の土台を解剖する――』人文書院、2009年、36-49頁。
  • (木村容子と共著) 「説教と民衆」齊藤寛海・山辺規子・藤内哲也編『イタリア都市社会史入門――12世紀から16世紀まで――』、昭和堂、2008年、187-205頁。
  • 「ベネデット・コトルリのフィレンツェ体験――『商業技術の書』の背景――」『西洋史の諸相における文化的ボーダーランドとマージナリティ』(平成15年度~平成18年度科学研究費補助金(基盤研究(B) 研究成果報告書、研究代表者・田中きくよ(関西学院大学文学部教授))、2007年、23-32頁。
  • 「歴史地震学と歴史学――P. アルビーニ氏の研究を手がかりに――」『歴史科学』(大阪歴史科学協議会)、187号(2007年)、13-19頁。
  • 「現代イタリア・市壁との共生――ルッカ、チッタデッラ、ボローニャの事例から――」『歴史遺産と都市文化創造Ⅲ――都市城壁(惣構)を町づくりにいかす』大阪市立大学大学院文学研究科・都市文化研究センター、2006年、63-92頁。
  • 「都市(民)のアイデンティティをめぐって」井上徹・塚田孝編著『東アジア近世都市における社会的結合――諸身分・諸階層の存在形態――』清水書院、2005年、285-298頁。
  • 「環境史と歴史教育――究明、貢献、退屈――」『歴史評論』 650号(2004年)、2-9頁。
  • 「「声の影」――西欧中世の説教史料――」『人文研究』(大阪市立大学大学院文学研究科)54巻2、2003年、55-86頁。
  • 「女子供とお金――中世イタリア都市の事例から――」『年報都市史研究』11号(2003年)、2-13頁。
  • 「ヴェネツィアとロマニア――植民地帝国の興亡――」歴史学研究会編『多元的世界の展開』青木書店、2003年、136-169頁。
  • 「逆なで、ほころび、テクストとしての社会」森明子編著『歴史叙述の現在――歴史学と人類学の対話――』人文書院、2002年、285-298頁。
  • 「オリーヴィ・ベルナルディーノ・アントニーノ――中世経済思想史への一視角(上)――」『人文研究』(大阪市立大学大学院文学研究科)53巻第2分冊、2001年、25-32頁。
  • 「文字のかなたに――15世紀フィレンツェの俗人筆録説教――」前川和也編著『コミュニケーションの社会史』、ミネルヴァ書房、2001年、139-168頁。

 

 学会発表

  • 「俗語とリテラシーからみたエゴ・ドキュメント――中世末期イタリアの女性筆者を手がかりに――」第67回日本西洋史学会大会、2017年5月、一橋大学。
  • 「都市空間の中の商人集団と異文化交流――中・近世ヨーロッパを例に――」2016年度都市史学会大会、Session III「都市空間の中の商人集団と異文化交流」基調報告、2016年12月、大阪歴史博物館。
  • ‛La medievistica italiana in Giappone del secondo dopoguerra: recepimento, contribuzione, collaborazione, dalla storia economica comparativa alla storia sociale,’ Italia-Giappone, influenze e scambi dalla storia alla letteratura, dal cibo alla moda e all’arte, Scuola Superiore di Studi Umanistici, Bologna, 24-25 ottobre, 2016.
  • (in collaboration with Naoko Nishimoto), “Pawnbroker as a Theft-Watcher: Shichiya in Early Modern Osaka,” Session 20079 (At the Origins of Consumer Credit : Pawnbroking in Pre-industrial and Developing Societies. Economic Concerns and Moral Connotations), World Economic History Congress, Kyoto, 5.8.2015.
  • 「文字のかなたに声を聴く――声からの/声に向けての史料論――」歴史学研究会大会、2014年5月、駒澤大学。
  • 「「聖なる飛礫」からモンテ・ディ・ピエタへ――中世イタリアのユダヤ人とキリスト教徒――」歴史科学協議会大会、2013年11月、佛教大学。
  • Shichiya. Prestito popolare su pegno nella storia moderna giapponese,’ Centro Studi sui Monti di Pietà e sul Credito Solidariestico, Bologna, 26 Marzo 2013, Oratorio di San Filipo Neri.
  • 「限界リテラシーのイタリア・ルネサンス」関学西洋史研究会、2012年11月、関西学院大学。
  • ‛Dagli orecchi, alla mano, al cuore. Come scrivere e interiorizzare la predicazione.’ Seminario internazionale di studio 《Dal dire al fare.Gli effetti della predicazione alla fine del Medioevo》, Università degli Studi Bologna – Dipartimento di Paleografia e Medievistica, Bologna, 27-28 settembre 2010, Sede dell’Universitaria.
  • 「西洋中世のメディアとインメディア」西洋中世学会第2回大会、2010年6月、名古屋大学。
  • 「説教にみる家族像――中世イタリアのキリスト教と家族――」比較家族史学会大会、2007年6月、神戸大学。
  • 「女子供とお金――中世イタリア都市の事例から――」都市史研究会、2002年11月、東京大学。
  • 総括コメント「逆なで、ほころび、テクストとしての社会」、国際シンポジウム「歴史叙述の現在」、2001年11月、国立民俗学博物館。

 

その他刊行物

  • 「ルネサンス・イタリアの商人形成――ベネデット・コトルリ『商業技術の書』を手がかりに――」『企業会計』第70巻第1号(2018年)、69-75頁。
  • 「外国史は地域に貢献しうるか?」『LINK【地域・大学・文化】』第9巻(2018年)、106-109頁。
  • 「市民的宗教――コムーネと一体の信仰――」高橋進・村上義和(編著)『イタリアの歴史を知るための50章』明石書店、2017年、88-93頁。
  • 「他者としての「西洋史学」によせて」『西洋史学』260号、2016年、1-6頁。
  • 「野戦郵便とリテラシー――第一次大戦期イタリアを例に――」『歴史科学』226号、2016年、28-32頁。
  • 「書体から見る「中世とルネサンス」」、南塚真吾、秋田茂、高澤紀恵編『新しく学ぶ西洋の歴史――アジアから考える――』ミネルヴァ書房、2016年、24-26頁。
  • (書評) 「大戸安弘・八鍬友広編『識字と学びの社会史――日本におけるリテラシーの諸相――』思文閣出版、2014年」『社会言語学』15号、2015年、195-203頁。
  • (翻訳、村上司樹との共訳) M. カルボーニ「前近代社会における質屋と質業」『歴史評論』773号(2014年)、49-60頁。
  • (翻訳、中谷惣との共訳) M. G. ムッザレッリ「中世末のイタリアにおける貧困への対処」塚田孝・佐賀朝・八木滋編『近世身分社会の比較史――法と社会の視点から――』清文堂(2014年)、237-259頁。
  • 「限界リテラシーと古書体学」『地中海学会月報』364号(2013年)、6頁。
  • (書評)「赤い夕日からバイコフへ:安冨歩・深尾葉子編『「満洲」の成立――森林の消尽と近代空間の形成――』によせて」『歴史科学』214号(2013年)、15-18頁。
  • 「史料が結ぶ新旧両世界――井上報告へのコメント――」『歴史科学』204号(2011年)、55-58頁。
  • Ch.フルゴーニ(高橋友子訳)『ヨーロッパ中世ものづくし――メガネから羅針盤まで――』岩波書店、2010年、「解説」、247-254頁。
  • 「西洋中世のメディアとインメディア」『西洋中世研究』2号(2010年)、2-8頁。
  • 「ドゥブロブニク――アドリア海の真珠――」、竹中克行、山辺規子、周藤芳幸編『地中海ヨーロッパ』(朝倉世界地理講座7) 朝倉書店、2010年、156-158頁。
  • 「ルネサンスの捨子と「むごい母」」、赤坂俊一・柳谷慶子編『生活と福祉』(ジェンダー叢書8)明石書店、2010年、316-318頁。
  • 「高橋友子さんの研究を振り返って」『地中海学月報』307号、2008年、7頁。
  • 「都市空間と社会的結合の比較史――重点研究を振り返って――」『都市文化創造のための比較史的研究(重点研究報告書)』大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター、2008年、38-43頁。
  • 「マルコ・ポーロ――「空想譚」から「事実の書」へ――」原聖『ケルトの水脈』(興亡の世界史7)講談社、2007年、月報、1-3頁。
  • 「説教史料と史料論、テクスト学――方法論的考察――」『西欧中世比較史料論研究――平成18年度研究成果年次報告書――』(平成17~19年度科学研究費補助金(基盤研究(B)、研究代表者・岡崎敦(九州大学大学院人文学研究院助教授))、2007年、10-17頁。
  • 「遍歴説教師の頭陀袋――1498年フォリーニョの説教日誌――」『中・近世イタリアにおける地方文化の発展とその環境』(平成15年度(2003年度)~平成18年度(2006年度)科学研究費補助金 基盤(B(1)) 研究成果報告書、研究代表者・山辺規子(奈良女子大学文学部教授))、2007年、142-149頁。
  • 「解説 賤民論から世間論へ――分水嶺としての書――」阿部謹也『中世賤民の宇宙』筑摩書房、2007年、387-398頁。
  • (史料翻訳)「ミラノの繫栄(一三世紀)」、「シャンパーニュ大市と為替取引(一二六〇年)」、「北イタリアにおけるコムーネの発展(一二世紀中頃)」、「フィレンツェのコンタード支配(一四世紀初め)」、「シチリアの晩祷(一二八二年)」、「チョンピの蜂起(一三七八年)」、「黒死病(ペスト)の到来(一三四七―四九年)」歴史学研究会編『世界史史料5――ヨーロッパ世界の成立と膨張/17世紀まで―ー』岩波書店、2007年。
  • 「自著を語る」(大黒俊二『嘘と貪欲――西欧中世の商業・商人観』名古屋大学出版会、2006年3月刊、5,400円、244+46頁)『中日新聞』2006年4月27日、8頁、『東京新聞』2006年4月27日、6頁。
  • 「スコラ学と法学」、「説教と俗人の文字文化」服部良久・南川高志・山辺規子編著『大学で学ぶ西洋史[古代・中世]』ミネルヴァ書房、2006年、247-249、251頁。
  • 「水の都市文化――基調報告――」『水の都市文化』(大阪市立大学大学院文学研究科COE/重点研究共催シンポジウム報告書)、大阪市立大学大学院文学研究科・都市文化研究センター、2006年、1-10頁。
  • 「自著を語る」(大黒俊二『嘘と貪欲――西欧中世の商業・商人観――』名古屋大学出版会、2006年3月刊、5,400円、244+46頁)『地中海学月報』289号、2006年、7頁。
  • 「商人の系譜とその活動」佐藤彰一・池上俊一・高山博編『[増補改訂版]西洋中世史研究入門』名古屋大学出版会、2005年、155-159頁。
  • (項目)「地中海貿易」『国際政治事典』弘文堂、2005年。
  • 「中・近世イタリアのユダヤ人金融――対立と共存をこえて――」『関学西洋史論集』18号、2005年、19-24頁。
  • 「環境史と地域史――竹中報告へのコメント―ー」『歴史科学』175号、2004年、11-14頁。
  • (書評)「澤井繁男『ルネサンス』」『羚』4号、2002年、56-58頁。
  • (書評)「塚田孝『身分論から歴史学を考える』」『市大日本史』5号、2002年、191-194頁。
  • (書評)「亀長洋子『中世ジェノヴァ商人の「家」――アルベルゴ・都市・商業活動――』『西洋史学』207号、2002年、79-83頁。
  • 「西欧における地域史と自治体史――イタリアを中心に――」『歴史科学』164号、2001年、34-40頁。