草生 久嗣 教授

kusabu(くさぶ ひさつぐ)

 

ビザンツ帝国史 

研究テーマ

  • ビザンツ学、異端学・宗派学、西洋中世における宗教問題、異端呼ばわりの社会史

 

授業テーマ

  • 世界の歴史、ヨーロッパの歴史、ビザンツ帝国の歴史、地中海世界の歴史、宗教心性の歴史、合同生活圏の歴史、西洋文献学

 

学生へのメッセージ

『外語』を大事にしてください。『外語』とは,使える外国語に限りません。自分が知らなかった分野の言葉の世界に興味をもち,踏み込んでください。大学はそれを全力でサポートできる数すくない機関。『外語』習得こそ,もっとも有効な大学の利用法です。 わたしは,創造的可能性・可塑性に満ちたメディアやプロジェクトが大好きです。文学,ライトな小説,コミック,アニメーション,映画,舞台公演,各種パソコンソフトウェア…良い作品・素敵な成果にできる限り接していたいのにスケールが膨大で大変です。でも経験上,学生のみなさんが,関心をもって「面白い」と思ってきたものは,だいたい私にも「当たり」なのでぜひ教えてください。話しにきてください。創造的関心に支えられたものに,くだらないものなんてありません。

主要業績

著書、論文、その他刊行物

  • “Seminaries, Cults, and Militia in Byzantine Heresiologies: A Genealogy of the Labeling of “Paulicians.” Radical Traditionalism, The Influence of Walter Kaegi in Late Antique, Byzantine, and Medieval Studies, edited by David Olster and Christian Raffenperger, Lexinton Books, 2019, pp.13-29.
  • 「イスタンブルのテクフル・サライ」『地中海学月報』、407号、2018年、6頁.
  • 「党派活動(ハイレシス)としてのビザンツ異端論――パウリキアノイを見る眼」『西洋中世研究』10巻、2018年、10-24頁.
  • 「ビザンツの「神秘主義」と「異端」――コンスタンティノス・クリュソマルロスの事例(1140)を題材に――」『エクフラシス』2号,2012年3月,17-27頁.
  • 「ロシア-ビザンツ緩衝地帯の蛮族観について――12世紀ビザンツ史書におけるペチェネーグを題材に――」『共同利用・共同研究拠点公募プログラム・シンポジウム「北西ユーラシア歴史空間の再構築」(北海道大学スラブ研究センター)報告書』2010年3月,241-263頁.
  • 「越境する知をささえるもの ビザンツの情報集積」,『中央評論』266号,2009年,56-61頁
  • 「ビザンツの「民衆的宗教運動」とその「霊性」について――異端メッサリアノイの射程――」『クリオ』22号別冊,2008年5月,63-72頁.
  • 「ビザンツ帝国における宗教的《境界》の生成–正教会異端論駁書を題材に」,『歴史学研究』833号(2007年),180-188頁
  • 「ビザンツ帝国の異端問題 ―異端学と対策法規の分析から―」,『地中海学研究』25号(2002年),27-48頁
  • 「12世紀ビザンツ帝国のボゴミール派問題-逸脱修道者弾圧の一例として-」,『史学雑誌』109編7号(2001年),39-60頁
  • 「世界総主教座と皇帝のビザンツ帝国」三代川寛子編著『東方キリスト教諸教会:基礎データと研究案内(増補版)』166-170頁
  • [書評]「根津由喜夫『ビザンツ貴族と皇帝政権―コムネノス朝支配体制の成立過程』」『西洋史学』245,45-47頁
  • 「井上浩一報告へのコメント」『歴史科学』210,16-21頁
  • 「回顧と展望:ロシア・ビザンツ」『史学雑誌』121 (5),330-332頁

口頭発表

  • ‘Internationalization of University Teaching: Osaka Panel,’ Global Trends in Higher Education, East Asia Panel, Mar. 6, 2019, University of Illinois Urbana-Champaign. 
  • ‘Intercultural Approach to the De Ceremoniis: A Preliminary project report,’ The Forty-Fourth Byzantine Study Conference, Oct. 6, 2018, University of Texas. 
  • ‘Byzantine Petchenegs and Paulicians in the Twelfth Century,’ OCU Exchange Symposium,(University of Illinois, March 7, 2013)
  • ‘Constantinople, A Multiethnic City in the Twelfth Century, International Joint Seminar on the Transformation of City – A Global Micro History,’ Feb. 23, 2013, OCU (Sugimoto)
  • ‘Approaches of New Heresiology and Beyond – the Bogomils,’ The Twenty-First International Congress of Byzantine Studies (University of Sofia, August 24, 2011)
  • ‘Medieval Heresy: The Case of Byzantium,’ Symposium: Medieval Studies in Japan, from Byzantium to Catalonia (University of Illinois, March 9, 2012)
  • 「12世紀コンスタンティノープル宮廷知識人の異端学出版――エウティミオス・ジガベノスと『ドグマティケー・パノプリア』――」関西中世史研究会・関西ビザンツ史研究会(京都大学:平成24年12月15日)
  • 「ビザンツ生活誌のために――ボゴミール派問題への異端学的アプローチを手がかりに――」日本ビザンツ学会大会2011年(立命館大学:平成23年9月10日)
  • 「12世紀ビザンツにおけるローマ人(キリスト教徒)社会について――宗教問題研究の焦点と展望――」歴史学研究会西洋古代史部会(東京大学:平成23年8月2日)

研究助成

  • 平成24年度〜28年度科学研究費基盤研究C「古代・中世地中海世界における宗教空間と社会変動――トロス遺跡聖堂遺構の発掘調査」(研究分担者)
  • 平成24年9月~27年8月科学研究費頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム「EU域内外におけるトランスローカルな都市ネットワークに基づく合同生活圏の再構築」(担当研究者)
  • 平成25年度~27年度科学研究費基盤研究B「盛期中世教皇庁の統治戦略とヨーロッパ像の転換」(研究分担者)

国際活動

  • AIEB Meeting in The Twenty-Second International Congress of Byzantine Studies, Samokov, Bulgaria, Aug. 23, 2011 (日本ビザンツ学会会長代行として国際ビザンツ学会委員会議に参加)
  • “Making an Anthology (Florilegium) in the Byzantine Empire (330-1453)” 平成21年度日本-欧州先端科学セミナー(JSPS/ESF)(九州大学 2010年3月)
  • KUSABU, Hisatsugu, Comments on the Paper of M. Bibikov, Programme scientifique de la réunion du Bureau du CISH à Tokyo (University of Tokyo), Sept. 11, 2009.

講演活動

  • 出張授業(兵庫県立三田高校)
  • 出張講演(知求アカデミー【地中海学会企画】)

学会活動

  • 合同生活圏研究会
  • 日本西洋中世学会
  • 日本ビザンツ学会
  • 関西ビザンツ史研究会
  • 史学会
  • 日本西洋史学会
  • 地中海学会
  • 国際ビザンツ学会 International Association of Byzantine Studies (AIEB)
  • 米国ビザンツ学会 Byzantine Studies Association of North America (BSANA)
  • 国際中世学会(米国) International Congress on Medieval Studies (ICMS)
  • 国際中世学会(英国) International Medieval Congress (IMC)